学校の定期テスト(中間・期末テスト)の勉強について 個別指導塾『らくんラボ』です


個別指導塾『らくんラボ』のブログを見ていただき誠にありがとうございます。

らくんラボ塾長の田島直人(たじまなおと)と申します。



今回は「定期テストの勉強について」をテーマとして書かせていただきます。




塾に興味を持っていただいている中学生のお子様がいらっしゃる保護者様のほとんどが

「成績向上」を目的として塾を選んでいることと思います。


お子様の「成績=内申点」を上げるためにも

「定期テスト」で結果を残すことが一番であることは言えます。


その「定期テスト」の勉強について『らくんラボ』としての考え方を

お伝えさせていただきます。


このブログを作成している段階(2019年6月初旬)では、

一学期期末テストが近い時期となりますので、

期末テストを中心にお話をさせて頂きます。


今回は、各科目の勉強法に関する記事ではありませんのでご注意ください。



定期テスト前にやるべき事


今回は中学生を例にあげさせていただきますが、期末テストの教科は、

  「国語」・「英語」・「数学」・「社会」・「理科」・

  「音楽」・「美術」・「体育」・「技術/家庭科」

と全部で9科目が挙げられます。


単純に考えると、9科目の勉強を行ってテストを迎えるわけですが、

お子様は勉強だけを行っているわけではなく、

部活動・クラブ活動・習い事・趣味・ご家庭のお手伝いなど

様々なことも行いながら定期テストの結果を残さなければなりません。


お子様は時間がたっぷり有るように思われますが、

勉強とプライベートを両立させるのは簡単ではありません。

特に、お子様の視点で見たときに9科目という科目数の多さは、負荷が大きいと思います。


この科目の多さが理由で、「テスト勉強において何をすれば良いか」

判断できなくなってしまうこともあります。


まず、段階を追ってどのような準備するべきか、を考えていきましょう。



定期テストの明確な目標を立てよう


まずは、定期テストの目標について考えてみましょう。


「定期テストの良い結果」と表現する「良い結果」はお子様一人一人異なります。

お子様にとっての「良い結果」を

明確に数値化した目標に仕立てること最初のポイントとなります。


つまり、


  具体的な目標点数を決める


ということです。



例えば、


数学の点数は80点を取る!

英語は前回より20点上げる!!

英語の単語問題は満点を取る!!!


といった感じです。



目標を決める際の注意点


この目標を決める際に注意することが二つあります。

これは『らくんラボ』の生徒と話を際にもよく出会うケースなので、

私自身も指導する際に注意しています。


一つ目は、


  お子様本人が不可能と思うものを目標にしないこと


です。


高すぎる目標は、お子様のやる気を削いでしまう可能性があります。

お子様自身が努力することで実現できると感じられること、

その目標が達成できると嬉しいと思えることが大事だと思います。

その目標に対して努力をするのは本人です。

そして、その努力に意味が生まれます。


二つ目は、


  お子様が立てた目標に否定的な印象を与えないこと


です。


保護者様の言葉は、お子様にとって大きな影響力を持ちます。

ちょっと難しい事ですが、自分自身に置き換えて考えてみてください。


お勤め先の信頼する上司に、自分の提案を否定されたらどうでしょう?

「今期の私の目標は○○円を売り上げることです!」と立てた目標に対して、

「少なくない?ちゃんと考えて!」と言われたとしたらいかがでしょうか。


上司は否定するつもりはなく、

「お前はもっとできる!」と鼓舞したかったのかもしれませんが、

受け手が否定されたと感じてしまえばそれが全てです。


同じ意味だとしても、

「前期が□□円だったよね。××さんならあとひと踏ん張りで△△円いけるんじゃない?」

という、肯定的な言葉になるだけで

『頑張ろう!』という気持ちになれると思いませんか?


このように、お子さんにやる気を与える目標を設定することで、

気持ちよく定期テストを目指すことができるようになります。



テストまでの勉強時間を把握する


目標を決定した次にすべきことは、テストまでの勉強時間を冷静に捉えなおすことです。


定期テストの計画で重要な要素となるのは、


  テストまでに使用できる時間


だと思います。


無限に時間があるならば、最高の結果となるために必要な勉強を検討し、

それを時間をかけて実行すれば良いのですが、現実はそのようにはいきません。

現実は、テストまでに限りある時間で最高の成果を出さないといけません。




テスト勉強の時間を考えるうえで注意が必要となるのは


  時間を見積もる際に甘く考えないこと


です。


具体的な例として、町田市立小山中学校の次の期末テストを挙げさせていただきます。

今日を2019年6月11日(火)とします。

小山中学校の期末テストは2019年6月26日(水)から6月28日(金)が予定されています。


テスト初日までに15日間の時間があると思われますが、

実際には部活動やクラブ活動、習い事等で勉強に使える時間は

10日間もあれば多いほうではないでしょうか。

その限られた時間の中で9科目を勉強しなければなりません。


ここで重要なことは、本当に使うことができる時間を見積もることです。

「約2週間あるから」のような考え方で計画を立てていくと

最終的には時間が不足したなどの理由で、

計画通りの勉強が行われないことがあります。


自宅での勉強時間は平日ならば3時間程度、土日なら8時間程度なら、

テスト前日までに勉強に費やせる時間は何時間あるか?

といった具合に、時間数を明確にするのも良いでしょう。


そしてこの勉強時間をどう割り振るかは、先に立てた目標点数がポイントとなります。

目標点を目指すために必要な時間を割り振るように計画を行います。


厳しいことかもしれませんが、冷静に時間を見つめなおすことが、

今後のことを考えていく上でも重要な経験となります。

ぜひお子様と一緒に勉強の計画を立ててみてください。


最後に、この計画時にテスト勉強の時間が不足しているようでしたら、

次回以降の定期テストで同じことを繰り返さないよう、

次回以降は余裕のあるテスト勉強の計画を行うようにしていきましょう。


勉強内容を具体的に計画しよう


目標点数を決め、そのために使える時間が明確になったら、

具体的な勉強内容を決めていきましょう。

科目毎に勉強内容は異なります。


暗記をすべきもの、問題等を解き演習すべきものなどの様々な勉強があります。

目標点数を達成するためには何を優先して行うべきかをここでは具体的に計画します。


学校のテストで点数を取るための情報として最も大事になることは、


  学校の授業内容をどこまで把握できているか


です。


テスト問題を作成するのは学校の先生です。

その先生が行っていた授業内容がテスト勉強するための情報としては最も優れています。

学校の授業中の先生の発言・板書内容などの重要な情報を

どこまで集めているかで差が出ます。

私も授業中に『らくんラボ』の生徒に対してこの話を伝えています。


最初はどの生徒も難しいことのようですが、

成績が向上していく生徒はこの部分の情報を集めることが

上手になっている傾向があると感じます。


学校側からもテスト勉強のためにテスト範囲を含めて情報は出してもらえますので、

入手できる情報から何をすべきかを決めていくようにします。


何をすべきかに関しては、教科ごとに全く異なるものとなりますので、

ここでは省略させていただきます。



暗記系の勉強法のポイント


暗記系の勉強は、短時間に集中して行うよりも


  長期間で繰り返しおこなう計画


をお勧めします。


英単語や漢字の暗記などは一夜漬けで済まそうとしていませんか?

一夜漬けでも憶えることは出来ますが、忘れるのも早いということをご存知でしょうか?


今回テストは一夜漬けで乗り切れたとしても、すぐに忘れてしまえば今後に活かせません。

学年末試験や高校・中学受験の時に、また同じ部分を暗記しないといけなくなります。

しかももっと多くの内容を暗記していないといけない時期でしょう。

暗記系は、その時その時で確実にモノにしておくのをお勧めします!

「あの時やっておいて良かった」と思う日が確実に来ます!



演習系の勉強法のポイント


演習系の勉強は、


  苦手な内容を中心に繰り返すような計画


をお勧めします。


苦手な問題を繰り返すことは、面倒ですし、できればやりたくないです。

気が付くと得意な問題を繰り返し解いていることもありますが、

それも無意味ではありません。

得意な事を確認して自信をつけることも重要です。


しかし、それに時間を多く裂くような計画では目標点数には届かなくなります。

いちばん勉強しなければいけない内容は常に頭の片隅に置いておいてください。




立てた計画を実行する


ここまでに述べました、目標点数に到達するために、計画した具体的な勉強方法。

これらを活かすために一番重要なことは、


  その計画を実行すること


です。



 「言うは易く行うは難し」


と『らくんラボ』の生徒達に私は常に伝えています。

誰もが心の中で考え、想像することはできます。

その思ったことを実際に行うことができた人が強いと私は思います。


しかし、定期テストでいい成績を取ることが人生の最終目標ではありません。


  「自ら目標を立て、自ら実行する。」


このルーティンは、学生の今でも、社会人になっても、一生行っていく動作です。

学生の今からこの動作に慣れておくことで、社会に出てからも活かされると思います。


定期テストは、「目標設定」や「何をするべきかを考える」のにとてもいい機会です。

ぜひ定期テストを活かして、「お子様の成長につながる」勉強となるよう願っています。



『らくんラボ』からの提案


学生としての期間は一般的には15年前後ですが、

社会人になってからの期間は40年以上となります。

人生を長い目で想像した場合、社会人として生活する期間はとても永く、

人生の中心となりますよね。


その中心となる期間を『楽しく』生活できることが大事だと私は考えています。

それを実現するためには、学生としての期間の今から目標を設定し、

自ら何をすれば良いかを考え、すすんで行動する力を身につけることが必要です。


個別指導塾『らくんラボ』は学習塾ですが、


  「自ら考え行動できる生徒」


に育てることが、社会に出て活躍するために重要なことと考えています。


「社会に出てから重要なことは?」

これを生徒にも私自身にも問いかけながら、指導にあたっています。


『らくんラボ』では、定期テストの計画はもちろん、

新年度が始まった時から定期テストに備えた指導を行っております。

計画の立て方や勉強法の考え方などを『らくんラボ』で一緒に検討できれば幸いです。




『らくんラボ』の「無料体験授業」について→


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